東空落星

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三日目、の筈。

はっきり言ってアレは時代を先取りしすぎたんだ。こんにちわウタカタです。そのオモチャを買おうとか真面目に考えたりした時もあります。ホットドッグをヒントにしてとかマジパネエ。

そんなわけで三日目です。三日坊主のまえに二日坊主になりそうだったのは内緒。やっぱね、原稿用紙10枚程度だからって、ネタに限度があるよ。
ではでは今回も新しく書いたss。と言いたかったのですが、今日はあまり時間もなく、昔書いたやつに加筆修正を行った物です。下書き状態で放置されていたのですが、もしかしたら見覚えのある方もいるかもしれません。ははは、みんな口調崩壊。
てなわけでコメント返信。


放浪ものさん、いつもありがとうございます。リクはこれでも書いているつもりです。う、嘘ではありません。遅くて本当にすいません。
目玉についてですが、私の中ではでかい目玉イコール、バックb(ry


十四朗さん、コメントありがとうございました。実を言うと、サイト見させていただいたりしています。
ゆっくり夏バテしてってるよ!!!
本人か分からないのにこんな事書くとかどんだけキモイの私。 私の見当違いでしたら、コメントしてくれた方に心から詫びさせていただきます。





それと、今回嬉しい事にリクエストをもらいました。ありがとうございます。
リクエストの映姫、霖之助ですがしっかり書かせていただきますので、少しばかりお待ちください。

それでは、続きからでssです。よろしかたらどぞー。
……昔も森近霖之助って名前だったのか、なんて突っ込みはなしの方向d(ryいや、まじd(ry








かなり昔に、私のことを『ガキ、ガキ』と言って馬鹿にする男の人が居た。
私はそう言われるたびに、子供じゃないやい、といって顔をふくらませた。
でも、その人はいつも私のことを気にかけてくれるぶっきらぼうだが優しい人で、私も会うのは楽しみだった。
でも、もう会えない。
彼は死んだから。
寿命で。




ちょっと昔、とっても綺麗な女の人と会ったことがある。
その人は村一番といわれるほどすごい美人で、見る事が出来ただけで、私はすごくうれしかった。
でももっと嬉しかったのは、何と彼女が私と一緒に遊んでくれたことである。
信じられなかった。だって、私とだよ?
膝に座る私に、絵本を読んでくれたのは今でも覚えてる。
………だけど、もう会えない。
彼女は死んだから。
病気で。




少し前、村の子供たちに石を投げられた。
痛かった。
どうして、こんなことやるの?
目から涙がこぼれてきても、いじめは止まらなかった。
それ以外にも、たくさん意地悪された。
お前は、僕らとは違う。
その声は、今でも体に刻まれたままだ。
意地悪された日の夜、私はわんわん泣いた。
毎日、毎日。
でも、私を馬鹿にしていた子たちにも、いつの間にか会えなくなった。
死んだから。
妖怪に、喰われて。




子供たちが喰われた次の日あたりから、私は村の全ての人々から、避けられた。
魔を呼び寄せた。
村長は間違っていた。
あの子を引き受けたのは、間違いだったのだ。
ひそひそ、と聞こえてくる村人たちの声。
それが聞こえるたびに、私は人のいない林に逃げ込んだ。



「ひっく………うえっぐ………」

昔は良かった。私を理解してくれる人が居たから。
でも、今は違う。
妖は、畏怖の存在で、恐怖の対象だ。
だからこうやって泣いてても、誰も近づいてきてくれない。
ぺたり、と地面にしゃがみ込む。

「痛い!」

膝に激痛が走る。
どうやら、地面にとがった石が埋もれていたらしい。
血は出ていなかったが、膝は赤くはれ上がっていた。
私は、この地面にでさえ、嫌われているのだろうか。

「うぅ……も、もうやっ。こんなの、ひっく、もうやだよ………」

うずくまり、目をつむる。
暗闇は、良い。
なにも見なくていいから。
何も、見えなくていいから。
こう考えてしまうあたりに、妖怪っぽさがあるのだろうか。暗闇の中でのみ生きる妖怪もいるらしいので、あながち間違っていないだろう。

「…………」

自分自身、泣きつかれたのが分かった。既に私の口から呻く様な声は出なくなっている。
私は目尻に溜まった涙を拭き取ると、地面に大の字になった。無論、先ほどの尖った石は腹いせに蹴飛ばしたので、私を傷つけるようなものは何もない。
森とか林は、私にとって居心地が良かった。昔は危ないとよく注意されたが、そんな勧告を私にする人はどこにももういないし、こうやって何度も来るようになると、森の静けさを感じ取ることができる。
先ほどの悔しさにまみれた物では無い、今度は眠るように瞳を閉じる。
そのまま、夜になるまでここにいよう。そう思っていたのだが、


「誰!」

「わぁ!?」

気配を感じ、後ろを振り向く。
そこには、私と同じくらいの男の子がいた。
私がいきなり立ち上がったからか、男の子はかなり動揺していた。

「あなた、だれ……? こんな所に追ってきてまで、私を馬鹿にしたいの………?」

「そ、そんなことないよぉ」

ぶんぶん、と顔を横に振る男の子。
……どうも、外見と合わない。
彩色を感じさせないその髪と、博識そうなそのメガネと、。

「じゃあ、どうしてこんなところに居るの?」

「き、君がこっちに行くのが見えたから………」

「私が? そんなの、あなたに関係ないじゃない」
 
「だ、だって……。ここらへん、危ないって言うし……」

「……あなた、私の正体、分かっているわよね?」

「うん………」

弱々しく、男の子は頷く。
分かってるなら、私にかかわらないでよ。
どうせ、ばかにする気だろうし。

「でしょ? だから、私には危険なんてない。私にそんなこと言う義理もない。だから早く………」

どこかに行って。
そう言おうとした私の口は、彼の言葉に遮られた。

「同じ、だから」

「………は?」

「同じ、半妖だから」

今、なんてった、こいつ?
同じ、『半妖』、だから?

「ちょっ……。そんなすぐバレる嘘、つかないでよ!」

「ほ、本当だよぉ」

びくり、と後ろに後ずさる男の子。
そこで初めて私は、自分の眉間にしわが寄っていることに、気がついた。

「………」

「う、嘘じゃないって」

神経を集中させる。
すると、確かに微弱ではあるが、妖力を感じる事が出来た。
妖怪が半妖を名乗るというのはおかしすぎるし、確かに彼は半妖のようだ。
私と、同じ。

「あなた、どこからきたの?」

自分と同じ種族だとわかっていながらも、警戒を解くことができないのは日ごろの積み重ねのせいだろう。
私の中では、人を簡単に信用するなど、できない。

「………親に、捨てられて」

男の子は、ぼそり、と言った。
うつむいていて、そこにどんな表情が浮かんでいるのかは分からない。

「………前は、違う村に居たんだけど、村長さんに『違う村を紹介してやる。大丈夫だ、お前が半妖だという事は黙っておいてやる。だからここから出て行け』、って言われて。………それでここに来ることになったんだ」

「………そう」

その時、私は理解した。
彼も、苦しんでいるのだ。
半妖という種族に生まれたことに。


「この村に着いたのは、三日前。その時に聞いたんだ。この村には、半妖が一人いる。お前も気をつけろ、って」

「…………」

「僕、それを聞いて嬉しかった。初めて同じ半妖に会えるって、ドキドキしてた。だから、つい………」

顔をあげる、男の子。
目が若干うるんでいたが、その顔には決意が満ちていた。

「さっきは、驚かせてごめんなさい! 僕と、友達になってください!」

「………え?」

それは、ずっと昔に聞いた言葉。
『友達』。
久々に、自分に対して言われた言葉。

「わ、私なんかで、いいの………?」

「うん! だって、君みたいに可愛い子、初めて見たもん」

「!」

かぁ、と顔が赤くなる。
可愛い?わ、私が?

「で、でも。私とかかわったら、あなたが半妖だって事、ばれちゃうかもよ?」

「いいもん! 君がいてくれたら!」

こ、こいつ。
なんて恥ずかしい台詞を………。

「う??。わ、わかったわ!と、友達でも何でも、なってあげるわ!」

「本当? わ?い、やった?」

子供のようにはしゃぎまわる眼鏡の男の子。
うう、恥ずかしい………。

「………あ。そういえば、まだ名前教えてもらってないや。誰も、名前教えてくれなかったし」

「私も、あなたの名前知らないわよ」

「わわわっ。ごめんごめん! うんとね、僕は森近霖之助っていうんだよ!」

「もりちか、りんのすけ?」

「うん!」

地面に、自分の名前を書く霖之助。

「君は、なんて言うの?」

「私? 私はね―――」

その時、私は気づいた。
名前を教える事でさえ、久しぶりだということに。
最近は、魔から繋がる名前でしか、呼ばれないしね。

「―――上白沢慧音って言うのよ」

「けいね? じゃあ、けいちゃんだね!」

「け、けいちゃん?」

「そう! けいねだから、けいちゃん!」

「お、男の子みたいな呼び名ね」

私がそう言うと霖之助は、そうだね、と言って笑いだした。
それを見て、つられて私も笑った。

「んー。けいちゃんは、笑った顔も可愛いね!」

「そ、そうかしら?」

そういうのを言うのはやめてほしい、霖之助。
か、顔が熱くなる………。

「じゃあ、何してあそぼっか!」

「………りんちゃんが、したいのでいいよ」

「りんちゃん?」

「あ、あなたの呼び名………」

「何だか、女の子みたいな呼び名だね」

「う、うるさい! お互いさまよ! 何、嫌なの!?」

「そんな事ないってば。 ありがとうね、けいちゃん!」

「う、うん……」



その日は、日が暮れるまで遊んだ。
久々に、楽しい一日だった。


















「先生?」

声に呼ばれるようにして意識が覚醒する。
目の前には私の腰にも満たない女の子がいた。

「寝てたの?」

「いや、寝てなどいないぞ。ただうたた寝をしていただけでな……」

「やっぱり、寝てるじゃん」

「そんな事より、もう終わったのか?」

女の子の言葉を遮るようにしてそれを突き付けると、痛い所を言われたとばかりに彼女は手を上げた。
この子は出来る方なのだが、いかんせん宿題はやってこないわ男の子以上に男勝りだわと少しやんちゃが過ぎるところがある。

「もう少しで終わるよ」

「ちゃんとやってこれば、こんな風に居残りさせられることもないんだぞ? これからはしっかりとだな……」

「うへえ。もう説教はこりごりだよ。……先生。さっき、誰の夢を見てたの?」

「こら、話をそらさない。さっさと終わらせる」

「え?、だって気になるよ。ねえねえ、りんちゃんって、誰の事?」

「なっ!」

顔が一気に赤くなるのを感じる。実際そうなっているらしいのは女の子のにやけ顔を見れば明らかだ。

「先生を、からかわない!」

「そんな怒らないでよ先生。でも寝てる時の先生、すんごい幸せそうな顔してたよ?」

「うぐっ……」

あれが幸せでないと言ったら、嘘になる。彼がいたから、いたたまれない時代も、生きていくことができるのだから。……まだ年端もいかない女の子にその事を再確認させられるのは、少々癪だが。

「女の人? それとも、男の人? 勘だけど、女みたいな名前だけど男の人でしょ」

「……どうして、そう思うんだ?」

次に彼女の口から出てくるだろう言葉を予想した私は、教台の中に置いてある厚めの辞書を手に取った。

「だって、何だか先生恋する乙女の表情してて」

「ふんっ!」

「あだっ!」

年の割にはませてる少女に正義の鉄槌をくらわす。
女の子は目一杯に涙を溜めているが、声を上げて泣き出しはしなかった。

「いた?い! 先生、何すんの!」

「余計な詮索をするからいけない」

「え? それじゃあ、当たらずも遠からずってだったり」

「……もう一発食らいたいようだな」

「さあて、この問題解いたら終わり! ちょろいもんだわ!」

さも当然のように筆を動かし始めた少女に呆れながら、私は教台に角のへこんだ辞書を戻す。
戻す際、ちらりと彼女の方を見たが、真面目にやっているようで眼が合う事は無かった。
そんな少女を見て気が緩んだのだろう。私の口からは次のような言葉が紡がれていた。

「…………当たっているよ」

今は森に居る、一人の半妖へのこの思いは、いまだに温かいままである。
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小説という駄文 | コメント:1 | トラックバック:0 |
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この記事のコメント

慧霖はやはりジャスティス
幼馴染み設定はおいしい、慧音ってクーデレかツンデレのどっちかですよね。
私のリクエストは気長にやって下さい、何時までも待つでよ!
2009-07-30 Thu 05:45 | URL | 放浪もの #-[ 編集]

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