東空落星

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分かった。君のストロベリーアイスを食べた事は謝ろう。だけど、僕のバニラバーを食べた君も悪いんだ。

まぁ、今日もそんな感じですかね?
夏の本番はこれからだというのに……。
そんなわけでメディスンss。
キャラが分からないんだぜぃ。
もう暑くて、何書いてるか分からない。
ヤン……でるのでしょうか?
暑い日々が続くと、こういうのばっか書いちゃう……。
めっちゃ設定変ですよ……。













『ねー、お父さん?。この二つのお人形さん、どうしてくっついてるの??』

『ん?糸で縫って、くっつけてるんじゃないのか?』

『縫い目なんて、どこにも無いよ?』

『はぁ?……本当だ。手と手の所でくっついてやがる』

『でしょ??不思議?』











「ねぇ、霖之助。私と一緒に人形独立を目指さない?」

「はっはっは。なんどもいっているだろう?ぼくははんようだと」

彼の物言いに、私―――メディスン・メランコリーは顔をふくらませた。
人形劇の、人形の仕草のように。
いや、実際人形なんだけどね。

「まったく。本当にケチねぇ」

「はっはっは。べつのひとにたのんでみればどうだい?」

「いやよ。あなた、だからお願いしているんだから」

「はっはっは。そういわれてもなぁ」

ぎこちなく、頭をかく霖之助。
むぅ、仕方ないわねぇ。

「大丈夫よ。人形独立が達成した暁には、特別にあなたにご褒美をあげるわ」

「はっはっは。それはほんとうかい?」

「ええ。本当よ」

「ふむ、それならきょうりょくしようじゃないか」

「本当に?」

「ああ、もちろんさ。なにより、きみのたのみだからね……」

「霖之助……」

「めでぃすん……」


―――その後、人形独立と見事果たしたメディスンは、霖之助と結ばれ、仲良く暮らすので。
くら、暮らすの。
くく、くら暮ら。






「あ?駄目駄目!何やっての!」

鈴蘭畑に、私の怒声が響く。
びっくりしたのだろうか、空を舞う人形たちが体をびくりとさせた。

「………」

「何やってんのよ。ちゃんとやりなさい」

「……………」

「はぁ?独立がやっとできたってのにまた人形劇やらされるなんて聞いてない?何言ってんのよ」

人形劇は私も嫌いだ。
人形を道具としてしか扱わない、最悪の語り部だから。
でも、今の私にはこれしかない。
これしか、ないのだ。

「今の貴女があるのは私のおかげでしょ?だったら、言うこと聞きなさい」

「!?…………」

「さっさとしなさい。貴女も、ああなりたいの?」

人形の顔が、恐怖に染まる。
私の後ろにあるものを見たからだ。

―――死体の山。
いや、正確には、人を模した物の残骸の山、か。
人に見えてしまうのは、意外と精巧にできているからだろう。
腕はちぎれ、足は片方ない。
眼球はあるべき場所から抜けおち、ころりと転がっている。
髪の毛が全て抜けてしまっているのもある。
全部、人形だ。
私が、壊した。

「あんな風に、なりたくないでしょう?」

「………!」

こくんこくん、と首を縦に振る人形たち。

「それじゃあ、最初から始めるわよ」

そう言って私は、鈴蘭畑において唯一しゃべらない人形に手を触れた。
森近霖之助の、人形に。






「良い?ここに手を入れれば、この人形から言葉を出させられるから」

「…………」

「何回も聞いてるから、大丈夫よね?」

「…………」

「それじゃあ、お願いするわ」

私は、人形だ。
そして、彼は半妖だ。
二人の違いなんて、そう多くはないだろう。
でも、彼と私は一緒になれない。
それは、やっぱり二人は違うからだ。
だから、殺したともいえる。
彼を。

「じゃあ、最初から」

そして私はまた、人形劇を始める。
出演者は、二人しかいないのだけど。

「霖之助……あなたはどうして霖之助なの?」

「アア、メディスン………」

私は彼を殺した。
これは事実だ。
でも、私が彼の事を好きだったというのも、一つの事実なのだ。
殺してしまった彼の体を、私は敵対する人形遣いに、これを人形にしてくれ、と頼み込んだ。
不思議でしょう?彼女が私の言う事を聞いてくれるなんて。
ああ。そういえばできあがった霖之助の人形を受け取りに行く時、
『ちゃんとできたわよ!だから早く、魔理沙を返して!』
とか何とか言ってたわね。一体何のことかしら?

ヒュゥゥゥゥ………

一陣の風が、鈴蘭畑に吹き荒れる。
その時、人形用としてはでかすぎるエプロンドレスが飛んでいったのに気づくことができたのは私ぐらいかもしれない。
真っ赤に血に染まった、ね。

「大好きよ、霖之助」

「ボクモサ、メディスン」

でも、出来上がった人形は何故かしゃべらなかった。
私の能力を駆使しても、彼はしゃべらなかった。
人形遣いにも、その原因は分からないらしい。
私の愛は、どうして彼に伝わらなかったのだろう。

「ずっと、ずっと一緒に居ましょう?」

「あ、ああ、ずずっといしょいっしょ……」

またか。
また、人形たちがヘマをしたらしい。
がたりと、霖之助をかたどった人形が崩れ落ちる。

「ちょっと!何やってるのよ!」

宙を舞う人形の一体につかみかかる。
昔の私だったら、こんなことしなかったと思うけど。

「また最初から始めるわよ!」

「………」

「早く!ほら、霖之助を立たせて!」

「………」

おかしい。反応が無い。
私の命令は、ちゃんと聞くはずなのに。

どさっ

「………え?」

どさっ
どさどさっ

落ちてく。
空を舞う人形たちが。
自我を失って。

「ちょ、な、なんで?」

地に落ちた人形を拾う。
語りかけても、人形が眼を開ける事はなかった。

「ま、まって!」

まだ自我があり、空を飛んでいる人形を探す。
……いた。一体だけ。
逆に一体しかいないとも言えるが。
その人形も、この状況を理解できてないようだった。
その人形のもとへ、急ぐ。

「はぁ、はぁ!」

久々に走ったからか、すごい疲れた。
腕が振れない、足が前に進まない。
しかし、何とか人形のもとへ着くことができた。

「ねぇ!この状況、どういう事だか……」

どさっ

「…………なんなのよ」

私が触ろうとした瞬間、この人形も、落ちた。
いったい、どうして?
その時、変な違和感を感じた。

「………ん?」

左腕が動かない。
そう思って、腕の方を見た。

「………なにこれ」

力が、入らない。
腕を上に、あげられない。

「きゃっ!」

がくりと、今度は両足の感覚がなくなる。
顔から、地面に激突した。

「うぐぅ………」

痛い。
こう思えるという事は、まだ顔の感覚はあるようだ。

「いやぁ…」

ねぇ、竹林の永琳先生。
私、何か、悪いことした?
なんで、どんどん感覚がなくなっていくの。
なんで、普通の人形に戻っていくの?
でも、私は、楽しいのよ?
いつでも、霖之助と居られるから。
ずっと一緒だから。

「りん、のすけぇ……」

唯一動く右腕に力を入れ、地面を這いずる。
土が顔にくっついたけど、気にしなかった。
向うは、霖之助の元。
ずざり、ずざり、ずざり。

がぎぃ

嫌な音がした。
どうやら、土がどこかに入り込んだらしい。
上手く動かせない。
このまま、眠ってしまいたい。
でも、最後にもう一度言わなくちゃ。

「だいすき、だよぉ……?」

目の前に、人形が見えてくる。
私はその手を、強く、力強く握った。
でも、握り返してくれはしなかった。
意識が、遠くなっていく。
それでも、指に込めた力は決して緩めなかった。












『でもお父さん、お人形さん、幸せそうだね?』

『ああ。笑ってるようにも見えるしな』



―――たとえばこんな幸せのつかみ方。
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