東空落星

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霖之助さんが必要以上に酔っているが、まぁ気にしない気にしない。

とりあえず、何もないというのもアレなので前書いたやつを。
話がおかしくって大変だし、そもそも霖之助は酒に強いそうだけど、まぁそこら辺は気にしちゃ駄目ってやつですね。
それではタイトル付きで。


『Despised god―――厄神サマと店主のたわいもない話』


急いで書いてたらしく、無理矢理な感じありありです。
よろしかったら、どぞー。


たぶん夜の更新は今日もないです。
勉強って大変だなぁ。
ある日、私が厄を集めていると、森の中を遊んでいた男の子とぶつかってしまった。
次の日、その子の家を見つけ、行ってみると、男の子は足を骨折していた。

ある日、たまりにたまった厄を外に吐き出したら、不幸にも近くにいた妖精がそれに当たってしまった。
厄という不可視の存在は、厄神である私以外には見えない。だから、避けようがなかったといえる。
次の日から、その妖精の姿は見なくなった

ある日、村人から厄を吸い寄せ終わり、珍しく感謝された。
しかし、吸い終わった後、村の長だろうか、老人は言った。
『ありがとうございました厄神様。疲れたでしょう。お山にお帰りになられては?』
一見すれば親切な言葉。神への対応も、ちゃんとなっている。
しかしその言葉の裏には、厄への憎悪と嫌悪感が満ち溢れていた。

ミンナ、厄は嫌い。
だからみんな嫌悪する。
だから、私は山を出ない。
幸い、同じ神のみんなは私のことを理解してくれた。
神は、人の信仰を持って初めて神格化する。
なら、私は―――?









「来たくないっていったのに………」

耳にひっきりなしに聞こえてくる騒音。
それと、つんと鼻にくる酒の匂い。
それを眺めながら私―――鍵山雛は溜息をついた。
きっかけは、秋姉妹に誘われたことに起因する。

『博麗の所で、宴会やるそうなの。一緒に行かない?』

行きたくはなかった。それは、彼女らも理解していたはずだ。
だが、私は来てしまった。無理矢理連れてこられたのだ。

「ふぅ……」

今私が座っているのは神社の縁側だ。
向こうではエプロンドレスの魔法使いがどんちゃんやっている―――まぁ私には関係ないが。
ふと、横を見る。
ずっと奥側に、私と同じようにドンチャン騒ぎからは離れて一人で飲んでいる博麗の巫女の姿が会った。
その顔は、ずっと眉をひそめている。
私と違ってみんなに好かれている筈なのに、どうしてあの巫女はみんなの所に行かないのだろうか。
不思議に思ったがどうでもよかったので、私は最初に静葉から渡された酒の入った酌をぐいと飲み干した。
そこで―――

「隣、座ってもよろしいかな?」

声がした。上を見上げる。
眼鏡をかけた、銀髪の青年だ。
まぁこの宴会は妖怪やら人間やら神やらがたくさん来ているようなので、見た目通りの年齢と考える事はできないが。
たとえば、私のように。
とりあえず、神でないことだけは分かる。神ならば、私と同じ気配がするはずだからだ。
青年は一升瓶を持ったまま、こちらを見つめている。私の返答を待っているのだろう。
答えはもちろん、

「駄目よ」

ノーだ。

「私に近づいたら厄がつくわよ。本当なら、この宴会にも来たくなかったんですもの」

「そうかい。なら、ありがたく座らせてもらうよ」

「ちょっ………!?」

どすん、と腰を下ろす青年。
見ると、その口は緩んでおり、頬も赤い。
―――酔っているのか。
そう結論付けた。それなら仕方がない。
厄は吸い取れるけど、酔いは吸い取れないわ。
それなら、私が移動するまでだ。
そう思い、腰を上げると、

「まぁ、待ちたまえ。今宵の酒はうまいんだ」

とん

「なっ!?」

肩に手がのっかかる。
それを素早く私は、はねのけた。

「おや?」

「何やっているの!厄がうつると言ったでしょ!」

油断していた。相手が酔っているからと言って。
こうなるから、来たくなかったのだ。
しかし―――

「はっはっは。まぁ飲もうじゃないか」

がしぃ

「だから、ちょっとぉ!?」

腕を引っ張られ、 また縁側に腰をつく。
ああ、また厄が。

「ほら、君も、もう一杯」

無理矢理酌に酒を入れられる。
私は溜息をついた。
たぶんこの青年は、私が立とうとしたら、また座らせようと手を伸ばすだろう。
勿論、その時厄はまた彼にくっつく。
それだけは阻止しなければならないだろう。
そうなると、ここで一緒に酒を飲む方が得策のようである。

「はぁ………」

「おや、溜息かい?君らしくないじゃないか」

私、あなたと会ったの初めてなんですけど。
こうなれば自棄である。こちらも酒を飲むことにしよう。
ぐい、と今にもこぼれそうなそうなほど、酒が注がれていた酌を口まで持っていく。

「それにしても、良い宴だ」

「………そうね」

適当に相手に合わせとけばいいだろう。
すると、青年は言った。

「………君は楽しくなさそうだが」

先ほどまでこちらの事など全く無関心だったくせに、いきなりそれか。
無視するのも良かったが、酔っ払いは何をしでかすか分からない。

「………そりゃそうね。厄がくっつくから、人には近寄れないし、いつも私は一人ぼっちだわ」

つい、本音が出てしまった。もしかしたら、私も酔ってきているのかもしれない。

「うん?それはおかしいな。そんなにきれいな外見なんだから、みんなとかかわり合えばいいのに」

「………だから」

こいつには何か特別なフィルターがついていて、私の言葉が誤変換されているのだろうか?
その時、私は気づいた。
………ん?待て、今こいつ……。
きれいな外見って言った?

「なっ………」

顔が熱い。
酒を飲んでいるから熱いのは当たり前のはずなんだが、なぜか意識してしまう。
初めて、かもしれない。
神以外に、褒められたのは。

「あ、あなたねぇ………」

「まぁまぁ、もう一杯飲もうじゃないか」

「………まったく」

酌を前に差し出す。彼はそれをよしとみなしたのか、とくとくと酒を注ぎ始めた。


「………あなた、名前は?」

「僕かい?森近、森近霖之助だよ」

「ふぅーん………。それじゃあ霖之助、今日は飲み明かしましょうか」

神以外を誘うのは、久しぶりだ。
まぁ、今日は久々に気分が良いし、いいかしら。

「もちろんさ」

もう一度、酒を飲み干す。
赤い私の顔は、確かに笑っていた。








後日、昨日まで使えていた香霖堂の商品が、いつのまにかいくつか壊れてしまっていたそうだが、店の主人はさして困ってなさそうだった。







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この記事のコメント

厄神様スキーとしては嬉しいSSです。

いいぞ、もっとやれ
2008-08-12 Tue 18:33 | URL | 蜉蝣売り #0iYhsilk[ 編集]

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