東空落星

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『マッガーレ』は『凶れ』を意識して……いや、何でもないです。

何となく考えてしまったのでタイトルにしてしまいました。
映画、見てみたいんですけどねー。


ちょっと諸事情により、早めに載せる事にしました。そのため、ところどころ変なところあるかもしれないです。
変な電波を受信して書いたのですが……これ、元ネタなんでしたっけ?確か見たことあるはずなんですけど……。とりあえず途中までは覚えていたのでそんな感じです。
ではではゆかりんss。久々にタイトル付きで。


『ツンとデレの境界―――素のままの君でいて』

タイトルだけはかっこいい気がしますぜ。
また霖之助がほとんどでてないです。
あ、それと。ほんの少し拍手変えました。












まだ朝靄のかかるマヨヒガ。
普段ならこの時間起きているはずのない、妖怪の賢者が不気味な笑い声を出していた。

「これで彼も、イチコロね」

その手には、外から流れ着いたであろう、雑誌が握られていた。





―――Dタイプのあなたは特別感で攻めましょう!!意中の相手以外の人間には『冷たく』してその分、意中の人には明るく素直に『甘える』。このギャップで攻めればもう相手はドキドキ!アナタが気になって仕方ないはずです!また、これは男女どちらにでも言えますので、レッツトライ!


「ふっふっふ。私に足りなかったのはこれなのね」

『これで恋の悩みも解決!ドキドキ心理テスト!』という見出しの所の結果を見ながら、私―――八雲紫はにんまりと笑った。
あの朴念仁に私の気持ちを気付かせるには、これしかないわ!
この雑誌を見つけ、はや数日。
どうやれば彼に私の恋心を気付かせることができるかを日頃考えていた私にとって、これはチャンスであった。
………え?ストレートに告白してみたらどうですか、ですって?
な、ななななな、何言ってるのよ!?あ、あの朴念仁にいきなりそんなこと言ってみなさい!そんな冗談言ってるひまがあったら、店の掃除をしてくれ、って言ってくるにきまってるわ!
ま、まぁあの人の頼みならやってあげなくともないけど……ごにょごにょ……
そ、それはともかく。せっかく彼に会うためにこんな時間に起きたのだ。
一応、練習する必要があるかもしれない。

「どんな感じかしらね……」

左の方にスキマを作り、左手を突っ込む。
しばらくしてから真っ黒な空間から左手が出てくると、その手には手鏡が握られていた。

「んー」

私の顔が、手鏡に映っている。
まず、『冷たく』の方を練習してみようかしら?




その日起きたことは、橙にとってはものすごく寒気がすることだったと思う。

「珍しく紫様が起きているようだ。急ごしらえだが朝食も作ったから、呼んできてくれないか」

「はーい、藍様」

主人にそう言われ、主人の主人の部屋を目指す。
紫様がこの時間に起きているなんて、本当に珍しいなー。
しばらくすると、障子で阻まれた紫様の部屋に着いた。
障子越しに、うっすらと人影が見える。紫様だ。
さすがに部屋に入る勇気はない(だって怖いもん……)ので、障子越しに言う事にした。

「紫様ー。朝食ができ」

「私に話しかけないでくれる?邪魔なのよ」

血の気が失せた。
障子越しの紫様の怖い顔が、浮かぶ。
いや、実際には障子に遮られていて見える筈がないのだが、なぜか浮かんでくるのだ。

「え、えっと………」

「聞こえなかった?獣だったころの癖も消せないような半人前が、私に話しかけないでほしいのよ」

ぽたり、と涙がこぼれた。
ああ。涙で床を汚したことも、咎められるかもしれない。
そう思い、ぐいっと涙を拭った。

「う、ひっぐ!し、失礼しま、しました!」

廊下を一気に駆ける。
紫様にこんなに怒られるなんて、思ってもみなかった。
ら、らんしゃま?。
台所にいるであろう主人のもとへ急ぐ。進んでいるはずなのに、全然台所には着けなかった。

「あらあら。少しやりすぎたかしら?橙じゃくて藍で試せばよかったわね。それじゃあ、次は『甘える』かしら」

泣きじゃくる橙を尻目に、紫は恋のレッスンに励んでいた。




「藍様?!」

後ろから呼ばれ、振り返る。
そこには愛しい式である、橙がいた。
はぁ、今日も可愛いな………。いかんいかん、よだれが。
ふと、橙が紫様を連れてきてないことに気づく。
いや、まぁ、紫様の事だ。どうせスキマでここまで来るに決まってるから良いのだが……。どうも橙の様子がおかしい。

「ん、橙?一体どうしぐぼらぁ!」

突如、顔の前方に両腕を構えた体勢で橙が体当たりしてきた。
いきなりだったのでその衝撃に耐えられず、私はしりもちをついた。
うぐ、意外に痛い。某肉の人はよくこんな技を考え付いたものだ……じゃなくて!
な、なぜ橙が私に攻撃を?まさか、反抗期!?

「うぐぅ、ひっぐ。ら、らんしゃま?」

「ち、橙?」

もしかして、泣いている?
という事は、先ほどの体当たりは無我夢中だったから偶然行ってしまった行為という事だな。よかったよかった。
……いや、違うぞ私!そんな事今は関係ない!何故、橙は泣いているのだ!?

「ううう??」

私の胸に頭をなすりつけ、すすり泣く橙。

「一体、どうしたんだ?」

「ゆ、紫様にお、おこ、おこられちゃった?」

「何、紫様が?………どうして怒られたか、自分で分かるか?」

「わからないよ?。ひっぐ、起こしに、うぐぅ、行っただけなのに?」

「……橙。私の目を見るんだ」

「………?」

涙に濡れた橙の顔が上目遣いでこちらを見てくる。
あまりの可愛さにどきりとしたが、今はその感情は出すところではない。

「紫様はあれでも、私たちのことを一番大切に思ってくれている。紫様が、お前を泣かすようなことするわけないだろう?」

「………」

まぁ、私は何度もお仕置きで泣かされているがな。
そこら辺はずっと橙には黙っておきたい事実である。

「きっと何かの間違いに決まってる。もう一度、行ってみるんだ」

「…………はい」

涙をぬぐう橙。
さすが私の式だ。その眼には、もう弱々しい感じなどあるわけなかった。

「ところで橙」

「え、なんですか藍様?」

「そろそろどいてくれないか?早くしないとお前を襲ってしまうかもしれな」

「紫様の所へ行ってきます!」

「む、即答!?」

その速さは、TOSFを使う某野球部所属の高校生もびっくりなスピードだったという。




「ゆ、紫様!先ほどは失礼しました。御食事の用意ができています!」

気を引き締めて、はっきりと言う。
また怒られるかもしれない、そう内心びくびくしていたが、ここで引くわけにはいかなかった。

「ゆ、紫様………」

もしかして、今度は無視かな?
嫌なことを考えてしまって、涙が出そうになっていると―――

ぱすん

障子が、開かれた。

「ちぇん?♪」

「え!?」

落ち付け私。
今起きていることは幻想だ。
まさか、『紫様が私に抱きついてくる』などありえるわけがない。

「さっきはごめんね?。あれは嘘よ嘘。可愛い貴方にそんなこと言うわけないじゃない?」

「あ、は、っはい」

「あら、顔が赤いわね?。ホント、可愛い子?」

すりすり、と紫様が頬と頬をすりよせる。
この感触からして、これは現実に起こっている事らしい。
しかし―――何だろう、これ。
さっきとのギャップが激しすぎて―――その。

「わざとらしい………」

「あら、何か言ったかしら??」

「え、な、何でもないですっ」

「それにしても、あなたいつ見ても可愛いわね?そんなあなたは………こうしちゃう!」

「へぶっ!?」

突如として、視界が真っ暗になる。
後ろからの圧迫感、それに顔に感じるこの妙に柔らかい感触からすると―――
どうやら、胸に押しつけられているらしい。

「ゆ、ゆかりしゃまっ!?」

「ん?、可愛いわね?」

何とか抜けだそうとするが、紫様の握力に勝てるわけがない。
うぐぐ。ゆ、紫様。苦しいですって?。

「あ、あぐぅ………」

「可愛いわ?」

ま、まずい。
視界が霞んできた。
あ?………。

「………あら?」

橙が何も言わなくなったのに、私―――紫はやっと気づいた。
だらりと力なくたれる橙の腕。
押さえつけていたその顔を自分の胸からひっぺはがす。そして、その顔を覗き込む。
すると―――橙は目を回していた。

「………ふっふっふっ。これがギャップの力ってやつね」

激しすぎます、とぼそりと聞こえた気がしたが、どうせ空耳だろうと無視した。

「藍ー!出かけるわー。これでイチコロよー!」

空気を吸い込み、思いっきり大きな声を出す。
聞こえただろうか、まぁ聞こえただろう。私の式だもの。

足に出した『スキマ』に足を突っ込む。
行先?そんなの、決まってるでしょ?
―――彼は起きてるかしら?まさか起きてるわよね。



太陽がやっと活動し始めたころには、私はすでに香霖堂に着いていた。
案の定、彼―――森近霖之助は起きていた。

「…………」

「…………紫?こんな朝から来るなんて珍しいじゃないか」

はっ。つい、見とれていたわ。いけないけない。
あの雑誌から取り入れた知識を思い出す。甘く、甘くね。

「ねぇ、霖之助さん?。今日もかっこいいわね?」

「すまないが、静かにしてくれないか?朝っぱらからうるさくしないでくれ」

「え……?いや、でも本当にかっこいいわよ?」

「脈略もなく、変なこと言わないでくれ。いつも君はおかしいが、今日はいつも以上だよ」

………あれ?
汗が額に浮かぶ。な、何かの間違いよね。
もう一度、りとらいよ、りとらい。

「あ、あはは!ひどいわね?!で、でもそういうクールな所も私大好きよ!」

「君が僕の好きなところを言った所で、僕がそれを好きとは限らないじゃないか。自分の好みを人に押し付けないでくれないか。そもそも、君はなんでこんな朝早くに?人の迷惑ぐらい考えたらどうだ?自分はいつも寝てる癖に、こういう時だけ起きてくるのか。まったくこれだから―――」

延々と、私の事について(しかも絶対悪口)を語る霖之助。
し、視界がにじむ。
もしかしてこれって、涙ってやつ?
ああ。橙ごめんね。たしかに、これはきついわ。

「………これは本当に効果あるのだろうか」

「え?」

「いや、何でもない。所で、これを見てくれないか」

そう言って、勘定台の下から何かを取り出す。
ぱすっ、と放るように置かれたのは紙の束―――いわゆる雑誌だった。
……あら?私、これ見たことがある気がするわ。

「これは恋愛に関する書物らしいんだが………ここの」

そう言って、『これで恋の悩みも解決!ドキドキ心理テスト!』という見出しのトコを指差す。
ちょ………。待って霖之助。それ以上は―――

「これの心理テストの結果の―――」

「いやああああ?!霖之助のバカァ!」

出現させたスキマに逃走する。
彼が見せた雑誌。それは、私が数日前から入手した雑誌と同じものだった。






「―――Аタイプの所なんだが………おや、いつの間に?」

彼が顔を上げるとすでにそこに紫の姿はなく、彼女が立っていた場所の床に、数滴の液体があるだけであった。




―――Аタイプのあなたはクールさで攻めよう!あえて好きな人を突き放すことにより、相手のヤキモチ感は倍増!きっとあなたにメロメロになってしまうでしょう!また、注意事項ですが、この心理テストの結果でDタイプの人にこの攻め方でいくと、逆に関係がこじれる可能性があるので注意が必要です!





「う?。霖之助の馬鹿?!」

「どうしたんですか紫様!橙を気絶させたと思ったら、今度は帰って来たなりいじけて!」

「霖之助もDタイプだったらどうしよう?。そんなのあんまりだわ?」

「はぁ!?一体どうしたんですか!」


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