東空落星

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お前さぁ、永琳せんせーがそんなミスするわけねぇだろ。

タイトルは自分に向けての言葉。
最近は自分を罵倒、自己嫌悪に陥ることが多くなった気がします。


つーわけで甘くない永霖。
リクエストの甘い永りん書いてたらどうしても甘くならなかったので、先にこっちを出してみる。
リクエストの砂糖よりも甘いという永霖はもう少し待ってくださいまし。
砂糖より甘く……、サッカリンぐらい甘くすればいいのですかね?

『水と薬と一般理論』

ssのタイトルはわっけわかんね状態なんだぜっ☆
内容も、わっけわかんねですぜ!

……冒頭のえーりんせんせーを脳内妄想した。
何だか、罪悪感にさいなまれた……。



ガラガラガラッピシィ!

勢いよく開けられ、勢いよく閉められる彼の店の扉。
訪れる客もほとんどいないというのに何事かと、森近霖之助は扉の前に目を向けた。


「竹林の不思議少女!マジ★狩る☆えいりんちゃん参上!」

目の前には、ピースを額に当て、高らかに自分の二つ名を紡ぐ永琳がいた。

そして、彼の頭はフリーズした。
………………………。
…………。
……。

「ちょっと店主さん。気絶したふりをしないでいただけるかしら?」

「…………」

「まぁ無視だなんて。そんな悪いことすると、マジ★狩る☆えいりんちゃんがおしおきを」

「分かった。分かったから自分の名前を言うたびにその訳のわからないポーズをするのはよしてくれ」

片目を閉じ、今度は目のあたりで横ピースをしている彼女は、正直見ているのがつらか―――

「ふむ。お仕置きが必要なようね」

「僕の思考を読むのはやめてくれ。どこぞのスキマ妖怪じゃあるまし」

「あら、テキトーに言ったのに。本当にそんなこと考えてたのね」

いつの間にか、彼女の左手に錠剤入れのビンが握られているのに気づく。

「それはなにかな」

「これを飲むとね、体の内側が痒くなるの。外側は手でかけるけど、内側は体を切り裂くでもしないとかけないわ」

「つまり、どういうことかな?」

「体を切り裂くなんてしたら、さすがにあなたでも死ぬでしょう。でーもー」

今度はゆっくりと、服の内側から薬を取り出す。
彼女が握っているので、僕自身がそれを持つことはできないでいるが、その薬の作用はわかる。

「ふぅ……。今回はずいぶんと凝っているね」

後から出した薬を、永琳がカランカランと揺らす。

「ええ。何としてでも、貴方にこれを呑んでもらうわ」

―――蓬莱の薬をね。彼女は笑みを携えながら告げた。







「何度も言っているだろう?『ソレ』は呑めないと」

「いいえ、呑んでもらうわ」

勘定台に身を乗り出し、彼に迫る。
胸がいつもよりはだけているのは、仕様だ。

「私はいつでも貴方に無理やり呑ませることはできるんだけど、貴方の事が好きだから、貴方の意見も尊重してあげる」

「それはありがたい。おかげで僕はそれを呑まないでいられる」

くっ、さすがにてごわいわ。
これは女性に対して免疫が有るとか無いとかではない。
女性に、興味さえも持ってないのだ。

「普通男ってのは、女を貪り食うものよ。私がせっかく好きって言ってあげてるんだから、今すぐに襲いなさい」

「それはどこの一般常識なのかな。ああ、月か。もし僕が月に行けるようなことがあるなら、そこの民に異性との付き合い方ってものを教えてあげたいね」

「残念だけど、女はみんなこの常識で生きているわ。幻想郷のすべての女性にも教えてあげないといけなくなるわね」

彼が落胆するように、眉をひそめる。しかし、その美貌はそこなわれない。
そのまま彼の顔を見つめ続けるのも良かったけど、事態が一向に転向しないのも癪なので、ドンと錠剤の底面を勘定台に叩きつける。

「それで、のむの?のまないの?」

「二回言う必要もないだろう。呑むわけがない」

「のむの?のまないの?」

「四回言っても意味はない」

「液状タイプもあるわよ」

「形状の問題じゃないんだよ」

「…………つまらない男」

「ありがとう。とてもいい褒め言葉だ」

その後も何度か論戦を繰り広げたが、どうにも彼は陥落しない。
まさに要塞並みだわ。今度から彼の事を無敵要塞霖之助と呼ぶことにする。

「ところで永琳」

「何かしら、無敵要塞霖之助さん」

「」

絶句された。
彼はというとこの世のものではない物を発見した時のような目になっていた。
……いや、この表現はおかしいか。幻想郷に入り込む前までは使えたのだが、亡霊やら幽霊やらがわんさかいることを知った今では、使える表現ではない。

「ま、まぁ。他人が僕のことをどう言おうと知ったこっちゃないんだが……。さすがにそれはどうかと思うよ。人として」

「あら?他人だなんてひどいわね。私とあなたはこれから永遠の時を共に歩んでいくというのに」

「そのチャレンジ精神は買うが、蓬莱の薬はごめんだね」

「いつでも無料よ。さらに今なら私愛用の枕をプレゼントするわ」

「謹んで遠慮させてもらうよ。それよりも―――なんだか、喉が乾かないかい?」

額に若干の汗をにじませながら、霖之助さんは自分の喉に手をやった。
確かに今日はいつもより炎天下だ。こんな、商品とか商品とか商品とか商品とかによって空気の循環が不十分になっている換気が損なわれた場所では、喉も乾くだろう。

「掃除しなさいよ。そこらへんの物で換気が不十分なのよ」

「いや違うんだ。この商品の配列が風水的には、商売繁盛、衣食住確保につながるらしんだ」

「冗談もほどほどにしたほうが身のためよ。それと、竹林に住む天才医師に愛の告白をするとあなたの健康運、金運、恋愛運がMAXになるわ」

「実を言うと風水には飽きてきていたんだ。ちょうどいい機会だから今度掃除でもしようかな」

あっけらかんと言う霖之助さん。それでも、まだ喉は乾いたままのようで、喉仏のあたりをかりかりひっかいている。

「仕方ないわね、もう」私は勘定台に先ほど置いた錠剤ビン二つの隣に、今度は液体の入ったビンを置いた。ビンから手を話した瞬間、中の液状の物体がたぷんたぷんと揺れたが、しばらくするとその水面には静寂が走り平面になっていた。

「ほら、永遠亭印の飲料水よ。喉も潤うと思うわ」
私がそういうと、彼は「いいのかい?」と顔をキョトンとさせていた。

「ええ。いいのよ。ほかでもない貴方だしね」

「ははは。それじゃあ、いただこうかな」
彼は朗々に笑うと、目の前の錠剤を通り越し、その先にある液体の入ったビンに触れた。そのまま五指を折り、ビンを握りしめる。

「あら、意外と簡単に飲みに行くわね。もう少し警戒するものだと」

「僕の能力のことを忘れたかい?」

ああ、なるほど、と納得する。
彼には、そんな能力があったわね。
………………………………チッ。

気づくと、彼はビンの蓋を回し、中の液体を飲みほしていた。

「ありがとう、永琳」

「それほどでもなくてよ。あ、それとそのビン……」

「分かってる。さて何か布きれはと………」

「ああ、いいのよいいのよ。そのまま返してくれちゃって構わないわ」

私が動き出そうとしていた彼を手で制すと、彼は困ったように顔をゆがませた。

「いや、だが飲み口を拭かないと……」

「いいって言ってるでしょ?ほら渡して渡して」

困惑している彼から強引にビンを奪い取る。少しばかり力が入った。

「まぁ君がそう言うなら……僕も諦めるが……」

「あら?それじゃあ、意地になって蓬莱の薬を拒み続けるのも止めてくれるかしら」

「君が先に諦めるのを待つよ」

「うふふ。諦めないわよ」

勘定台に置いておいた蓬莱の薬の瓶を手に取り、顔のあたりでちらつかせた。
































一滴のしずくが、試験管の中を伝う。
それは水ではない。永遠亭印の飲料水でもない。ましてや、蓬莱の薬でもない。
先ほど彼が唇をビンにつけた時、わずかに付着した唾液だ。

「うふふふ……」

本当なら、一本目で安心させておき、二本目で今度は蓬莱の薬(液状タイプ)をだすつもりだったのだが、彼の能力のことをすっかりと忘れていた。

しかし、彼の一部分を入手することはできた。これはうれしい誤算である。

さぁ、今度はどうやって彼に近づこうかしら?

八意永琳は、試験管にねっとりとした熱い視線を送りながら、思っていた。
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はじめまして

アチコチ、ブログ覗かしてもらっています。
コメ残していきますです。
2008-09-23 Tue 18:01 | URL | アク #-[ 編集]

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