東空落星

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あれほど耳にタコが吸いついてくるぐらい、言ったのにぃ。

『POPULATION SWEETENERS―承認のない診察』




なんかエロイ気がするけど、まぁ無視無視。
そんなわけでリクエストssです。こちらが本当のエロエロ、あ違った、もとい甘甘のssだー!
つまりグレイズということですね。



今回のssには、多分知っているだろう設定、が入っているのでそういうのが苦手もとい嫌いもといウタカタという管理人が嫌い&苦手な方は読まない方が身のためです。
もうね、リクエストしてくれた方には謝ることしかできません。




あ、あとコメントにだけ返信でも。
無命様、ご指摘ありがとうございます。
というより、少し前の記事であるあのssを読んでくださってありがとうございます。
それで、あの漢字なのですが、『草薙』の昔の書き方だったらしいんですよね。
それで、あんな感じに書いたのですが、現代風に戻しておきますね。
ありがとうございましたー。



姫が言うところには、天才と皆に呼ばれ己自身もそれを自負している私にも欠点があるらしい。

百歩譲って、いや二百歩ほど譲ったとして仮にそうだとしても、その欠点の詳しいところを教えてくれない欠点だらけの人というのはどうなのだろうかと疑問を感じる。

昨夜に言われたことを思い出し眉をひそめながら、しかしそれは一瞬で、私―――八意 永琳はすぐに笑顔に戻って腕に込める力を強めた。

「…………」

「あら、霖之助さん♪そんな嫌そうな顔しないでくれるかしら」

「百歩譲って、いや二百歩譲ってもその表現は受け入れられないな。本当に、嫌なんだ」

「そんなこと、言わないでほしいわ」

後ろから抱きつき、彼の胸のあたり腕をもぐりこませて組んでいた私は、そっと、彼の耳に息を吹きかけた。
ぞっと、彼の脈動する頸動脈あたりに鳥肌が立っていた。





「ねぇ、霖之助さん。何の本を読んでいるの?」

私は首をかしげ、彼の読んでいる本をのぞきこんだ。
いまだに、抱きついたままである。

「女性のお誘いを丁寧に断る上手いやりかた日常編だよ」

「その類の本のタイトルを読み上げると、逆に失礼よ」

「ああ、分かっているからこそやっている」

彼は心底呆れるくらい無感情に言った。
一瞬ぐらいこちらを見てくれないかと彼の眼球の動きを見たが、彼の眼は上下運動を繰り返すだけで、その視線は書物だけに向けられている。
これはこれで、面白くないわね。

「霖之助さん。今日、茶を飲んだでしょう。博麗の巫女にばれないよう棚の裏側に作った隠し戸においているやつ」

霖之助さんが目を見張る。

「…………君が何故その事を知っているんだい?」

「まぁ、いいからいいから」

「…………飲んだよ」

「実はあの中に、集中時に出るα波に反応して熱上昇し、爆発を起こす薬を―――ガタッ

彼が椅子から飛び起きる。組んでいた私の腕が強引にとかれる。
ぎぎぎぎ、と首だけでこちらを振り返る彼。

「それは、本当かい?」

「私に作れない薬なんてないわ。なんでもござれよ」

押し黙る霖之助さん。
息をするのさえ忘れている彼に、私はせかすように告げた。

「さぁさぁ、大変なことになってしまったわね」

「……君がやったんだろう」

彼がやっとのように呟く。
心なしか、彼の言葉には敵意がこもっている。

耳朶を打ったその声をあえて無視し、そこらへんにあった大きな壺らしきものを自分の椅子にし、立ち上がった彼にもう一度椅子に座るよう促した。

「何をする気だい?」

座った私の頭上から、彼の声が降ってくる。
見上げてから、私は言った。

「お医者さんごっこよ」



座った彼の上着をはだけさせる。
その肌は透き通るように綺麗で、傷一つなかった。
鎖骨、胸の順であらわになっていく自分の体に霖之助さん自身が声を上げた。

「おいおい、そこまでやる必要はないだろう」

「わかったわよ」

腹筋が見え始めたあたりで、私は手を止めた。
あらわになった肌が欲情を誘うが、発情期の猫でもないのでそちらの方も止めておいた。
そのまま、彼のからだに近づき、左耳を彼の上半身にあてた。
もちろん、直接である。

「なっ、何をする!?」

「何って診察よ。あいにく聴診器は忘れたから、こうするしかないでしょ」

「そ、そう言われれば、そうだ、が…………」

「はいはい、大人しくしてなさい?」

「…………」

観念したのであろう彼の胸に耳を当てる。
心臓の音が、聞こえた。

「ええと……。あなたが本を読んでいた時点でα波は出ている……。つまり、すでに薬品が活性化状態にあるということね。いつ爆発してもおかしくない……」

胸に手を当て、耳をぐりぐりとめり込ませる。

「今から分解剤や下痢剤でも作ろうかしら……。でもその前に爆発したら意味がないわね……」

「…………」

「さて、どうしたものかしら……。あら?いやに黙ってるじゃないの」

「いや、何でもないよ」

「まぁ黙ってくれてると、こちらとしても助かるわ」

少しずつ、耳をあてていた部分を下げていく。
胸……途中こつんこつんと胸骨に当たる。
やがて、彼がだんまりなのを好都合とみて、私ははだけてない服の分け目のところに顔をうずめていく。
少しずつ、少しずつ。
と、腹筋のあたりに来たところで、上の方で素っ頓狂な声がした。


「うぐうぅ!」

「なっ!?霖之助さん!?」

―――馬鹿な。この計画において彼に健康的被害は一切ないはず。
だがすぐに、何故彼がそんな声を出したのか悟った。
ああ、ばれてたのね。

頭上に、本の角が迫っていた。






「あ?痛かったわ。すこぶる痛さだったわ」

「威嚇のつもりだった、と何度も言っているだろう? 君ならよけると思ったし。 それに元はと言えば、君が悪いんだ。あんな変な冗談言いだして」

わざとらしく頭をさする私を、霖之助さんがねめつけてくる。
彼が素っ頓狂な声を出したのはそういう事だったのだ。
こちらに注意を向かせ、迫りくる本の角という豆腐の角なんかより百倍は痛いであろう物体を避けさせるために。
意外なところで、優しいのね。

「いつ気づいたのかしら? ばれないように、それっぽい事言ってたと思うのだけど」

「気づくもなにも、よくよく考えればわかることだった。脳波に感応して爆発する薬なんてあるわけないしね」

「私だったら、作れるかもしれないじゃない」

「かも、という事は、まだ、作れないんだろう?」

「そうとも言うわね」

「そうとしか言わないさ」

得意げに顔をにやけさせる霖之助さんに、私はため息をついた。

作戦は本来ならこのあと、最終ステップに向かうはずだった。
まず、何かしらの薬を入れたと言って、診察をする。
そのまま服をはだけさせていき……。ゆくゆくは、か

「永琳。今、変なこと考えてないか?」

「こういう時にだけ鋭いってのはどうしたものかしら」

まったく。人の気持ちにも気づけないなんて。
と、ちょっとだけカチンと来たので真実を伝えておくことにする。
見ると、彼は読書に戻りはじめていた。

「まったく、入れてもないのにそういうことは言うもんじゃないよ。さぁさぁ、そろそろお帰りの時間だろう」

「あら、薬を入れたのは事実よ」

「…………は?」

「さて、どんな効能が出るのかしらね」

ぽかんと口をあけ、唖然としている霖之助さん。
開いた口が塞がらないというのは、こういう事をいうのだろう。

してやったりという面持ちで、私は戸を出た。











八意 永琳の診察レポート

某古道具屋にいつものように忍び込み、彼の布団にもぐり込んでその体温を味わっていると、身体の血管が収縮していることが分かった。
薬品を投与し、血管拡張をさせたので何かしらの病気の発症はないと判断。
なお、彼には永遠亭診察無料券を勝手に送らせてもらっているので、診察費、薬品代はナシである。


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小説という駄文 | コメント:1 | トラックバック:0 |
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この記事のコメント

拍手にしようか迷いましたがこっちにします。
>>草薙の件
そーなのかー!?無知ですいません、原作の方では「草薙の剣」となっていたので「んー?」と思ったのですが、そうか昔はああ書いていたのか。 
お返事ありがとうございました
2008-10-26 Sun 10:53 | URL | 無命 #-[ 編集]

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