東空落星

テンションによって方向性が変わるサイト。東方のことを書いてたりしているのでよろしくです。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 |

ドガシャ! シュバン! シュババババァ!ドガッシャーン! という朗読。

一度でいいから寝ている人の枕元でやってみたいものですね。あ、ごめん、殴らないで。



とりあえずネガティブオーラは取り払えたつもり。うん、大丈夫だよ私。



そんなわけで大妖精。本来ならこちらが先でした。
キャラがおかしい? そんなもの知らん。


『君は黄金比を感じたことはあるか』



まぁタイトルはアレです。一度見た技は二度と喰らわない戦士的な感じで問いかけてあげてください。
つうか、ただ単にこのタイトルがやりたいがためにssを作ったような気さえもしてきます。
あれ、大ちゃんじゃなくてもよかったんじゃねぇ?
いつもどおり、タイトルが関係するのは前半だけです。おお、こわいこわい。

え、なぜ黄金比なのか? さぁ?

ではでは、よろしかったら。









まだ文章にかなりのブランクを感じる……。元々無いけどね。







「素敵です!」





彼女の第一声はそれだった。
その純粋無垢そうな大きな目が、こちらを覗いている。

「…………はぁ」

それに対し、森近霖之助はとりあえず声を返すのが精一杯だった。

「えっと、君は……」

彼は首を傾げながら、まず彼女がだれかを考えた。
と、背中から生えた一対の羽を見て、そういえばあの氷精が『あたいこそさいきょう!さいきょうこそあたい!故にあたいありなのよ!』とよく分からない事を言いながら店に乗り込んできた時、それを取り押さえていた妖精も、同じ羽が生えていたことに気づく。

「……チルノの、お友達かな?」

「ああ、覚えていてくれたんですか!嬉しいです!」

「あ、ああ……」

テンションがやけに高い彼女に気押され、少したじろいでしまう霖之助。

「ええと、何が、素敵なのかな」

彼は恐る恐る尋ねる。
自分で言うのもなんだが、彼女のような子供が―――妖精や妖怪を人の年齢の数え方で老若を表すというのは少しばかり変だが言葉遣いとかを考える限り彼女は幼い方だ―――素敵と思えるものなどあるのだろうか?
彼自身は良い物を置いているつもりだが、それらはほこりを被り続けるままというのが現状である。
というより、こんな子供にまで素敵と思われる商品があるのなら、この店に居座り続ける閑古鳥は飛んで逃げかえるだろう。

故に、彼女が何が素敵かなど言えるはずが、

「黄金比がです!」

……………………………。

「な、何だって?」

一瞬何を言われたか分からず、霖之助はぽかんと口をあけていたが、すぐにハッとして聞き返す。
というより、黄金比という時点で物ではない気がする。
しかし、彼女は霖之助に思考の時間を与えず、さらなる自我の飛行を重ねる。

「その流線的なフォルム! 頭が良さそうに見える圧倒的威圧感! それに加えてでの計算し尽くされた黄金比な形! まさに私が追い求めていたものです!」

びしぃ、と先端恐怖症の人だったら吃驚してしまうほど綺麗に人差し指でつきさした先にあるのは、森近霖之助の顔である。

一方指さされた霖之助は、後ろに何かあるのか、と後方を振り向いたがそこには埃のかぶった棚があるのである。

「すまない。それの名前を言ってくれないか」

妖精にしか見えないピュアハートだったりしたらお手上げだが。

「え!? え、あ、その……女の子に言わせるなんて……」

彼女は顔を赤らめて恥ずかしそうに身をよじらせていたが、やがて決心して、









「その、眼鏡です!」










彼が気付いたのは自分の顔にかけてある眼鏡を奪い取ろうと、彼女が思いっきり手を伸ばしている時だった。

「さて、第一の質問だ。 君は何をしている?」

「何を、って……んしょ、 ん?、眼鏡を盗ろうと」

「第二の質問。何故?」

「そりゃ……この整ったバランスを持つ眼鏡なら……・んんぅ、チルノちゃんも知的になれるかな、と。……ふぅ?。すみません、少し屈んでもらえます?」

「そこで素直に屈むとでも?」

ノリツッコミぐらいしてくれてもいいじゃないですかぁ、と眉をグッと下げて呟く。伸びた手が折りたためられる。

「むぅ?。なんで駄目なんですか」

「友達思いなのは良い事だが……。 人の物を盗むというのは良くないと思うね」

「なら聞きますけど、ここに在る物は元々から店主さんの物なのですか?」

「元々、というと僕が自作した物になってしまうから、少し誤意があるな。まぁ、有効利用しているとでも思ってほしい。あの人風に言うと、リサイクルか」

霖之助は少し思い出すようにして言葉を紡いだが、あの人とやらを知らない彼女は小首を傾げ、妖精らしく面倒なことは忘れることにした。忘れることにした。忘れることにした。ワス、レル?

「…………あ。『諦めない』という感情さえ忘れるとこでした。店主さん、妖精だからって私の事、馬鹿にしてませんか?」

「ははは、まさか。どこぞの妖精じゃあるまいし」

「…………今の言葉、チルノちゃんに伝えときますね。こほっ」

ジト目でこちらを睨む彼女であったが、『どこぞの妖精=チルノ』という方程式が出来上がってしまっている時点で彼女も同意見なのではないか、と霖之助は思う。
いやはや、保護者は大変である。自分は関係ないが。

「さぁ、そんなにチルノを大切に思っているのなら、そろそろ帰った方が……」

おや、と霖之助は言葉をとめてあたりを見渡した。
妖しい精霊と書いて妖精は、消えていた。


帰ったか、霖之助の肩の重荷が消えたような顔は勘定台から立ち上がったところで変わった。

「なっ…………」

小刻みに震えているだけなら、貧乏ゆすりとも考えられる。

息が荒いだけなら、運動のしすぎで疲れてるとも考えれられる。

床に寝そべっているのなら、寝不足で寝てしまったとも考えられる。

しかしそれらが同時に起きたら話は別だ。答えは一つだけだろう。
彼女は『消えた』のではなく倒れて彼の視界から、『視えなく』なっていたのだ。

「だ、大丈夫か!?」

慌てて駆け寄る霖之助。床に倒れる彼女に対し、必然的に膝をつく形になる。

倒れて動かない彼女の顔は髪に隠れてはよく見えないが、小刻みにビクリビクリと動く全身、荒々しい空気を出し入れする音、それらを見る限り霖之助の目には異常としか映らなかった。

「いきなり、どうしたんだ。倒れるなんて……」

「あ、うっ……」

とりあえず声をかけてみるが、彼女は苦しそうに呻くばかりで体もまるで極寒の地に一人放り込まれてしまっているようだ。

「とりあえず、濡れ布でも持ってきた方がいいか……」


そう考えて、店の奥の方に引っ込み濡れタオルを持ってくる。うずくまる彼女の胴を一周はできそうなほど長いタオルを二度、三度折りたたんでから彼女の額に載せる。十分に絞り切れてなかったかのかはたまた彼女の汗か、頬に透明な液体が伝った。

「せめて、布団の所にでも動か……うおっ!?」

と、いきなり彼の体が後退した。膝をつく格好だったので、そのままの勢いで尻もちをつく。
何が起きたかはすぐわかった。目の前に伸びる白い手に、突き飛ばされたのだ。
妖精は、ゆらりと彼に近づくと、まだ物足りないのか今度は彼の両肩を思いっきり押した。

「なっ……」

踏ん張ろうと力を込める霖之助であったが、なにぶん不安定な姿勢であったため、そのまま床に倒れる。床にわずかに溜まる埃が宙を舞った。

倒された衝撃に一時的に目を瞑る霖之助。

「んしょ……」

瞳を再び開くと、それまで力なく倒れていた彼女が、馬乗りで覆いかぶさっていた。
その小さい十指は、半分に分かれて霖之助の手首を取り押さえている。彼女額に張り付いていたタオルがずれ落ち、水気を含んだ音を耳のそばでかき鳴らす。

「……人とキスをすると、治ると聞いたことがあります。相手に移るそうですが」

「医学は門外漢だが、さすがにそんな医療法はないと断言できる」

やろうと思えばこんな細い指いくらでも振り払えるのだが、相手の体調などを考えるとうまく手を出せない霖之助である。

「それ、では、少し、ドキドキしますが、店主さんの唇を奪います」

「ふむ、小説に出てくる恋泥棒みたいな台詞だね」

あっけらかんと呟く霖之助に、少しずつ自らの唇を近付ける彼女。
唇と唇との距離が零レンジに近づく。



「なんてね」


手首への束縛がなくなったかと思うと、彼の瞳にダイレクトな世界が写りこんだ。
む、と思わず声が出た時にはすでに遅く、彼のは奪われていた。それまで覆いかぶさるようにしていた彼女が、ぴょんととび退る。

「なるほど。一本取られたね」
上半身だけを起き上がらせた霖之助は別段悔しそうもなくつぶやく。

「むぅ?。女の子の顔があんな近くにあったんだから、赤面の一つぐらいして下さい」

右手にあるものを大事そうに握る彼女は頬を膨らませる。
握られているのは、霖之助の眼鏡。
結論を言うと、キスだの病気だの何だの言って、霖之助を動けなくし、眼鏡を奪い取ろうと言う作戦だったのである。
そして、それは成功した。

「ふぅ、床に落ちて、タオルも汚くなってしまったな」

「あ、その事だけには謝っておきます。まさか店主さんがそんなに優しいとは思ってなかったので、少しビックリしました」

床に落ちたタオルを拾い、勘定台の上に置く。そして満面の笑顔をこちらに向けると、

「それでは、借りていきますねっ」

「利子はつけないであげるから、早めに返しておくれよ」

はい、というと彼女は店を出ていく。
空を飛んだのか、玄関から出てすぐに彼女の姿は見えなくなった。
眼鏡を無くした霖之助は、

「返しにきた時にでも、名前を聞いておくかな」

いつもどおりだった。





















:次回予告なんて邪魔なんだよとか思っちゃ駄目なんだよ、とう(ry


ごめんただ単に霖之助を押し倒してもらいたかったd(ry

まぁそんなわけで、大ちゃんssを書き上げてみました。え、美鈴さんss? ハッハーまだ一行も書いてないんだぜ。

そんなわけで次回はこんどこそ門番さんのssです。あー。拍手返信全然してないよー。
スポンサーサイト
小説という駄文 | コメント:0 | トラックバック:0 |
<<はいは?い。リクエストそろそろ公開しようねぇ?。 | HOME | 一撃喰らったら即回復。 うう、なんてヘタレ。>>

この記事のコメント

コメントの投稿















コメント非公開の場合はチェック

この記事のトラックバック

| HOME |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。