東空落星

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何もないってのはヤバイよなー。

やっぱり、何もないってのはさすがにヤバいので、一つばかり駄文を。
いつか・・・は東方のことを書いたりしたいけど、今はむりなので(文章力無さ過ぎて)
一つオリジナルのものを。




――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



「堕ち、甦った男」

ボクは、有名なヴァイオリニストだった。少なくとも、ボク自身はそう、考えている。

5歳の頃にその才能を見いだされ、音楽家に引き取られた。
ボクの家族は、大家族でありながら、貧乏であったため、引き取られる時の両親の、嬉しいような、申し訳無いような顔は今でも覚えている。

そのため、ボクは頑張った。弟を、妹を、そして両親を助けるため。
毎日毎日、次の日も、そしてその次の日も―――

やがて、十年の時がたった。
ボクはその年の音楽コンクールで、優勝した。
嬉しかった。
お金もたくさん得た。
仕送りとして、家族を助けることもできた。
だから、その次のコンクールも勝とうと、決心した。






それから何年かが過ぎた。
ボクは、何度も、何度も何度も勝ち続けた。
しかし。
そううまくは続かないのが世の中である。
ボクは、たった十五歳の、そう、ボクが初優勝した時と同じ年の少年に―――

負けたのだ。

信じられなかった。
血のにじむよな努力をし、その才能を伸ばしてきたというのに―――

ボクガマケタダッテ?

信じたくない。
しんじたくない。
シンジタクナイ。


ふと、テレビの音声が聞こえてきた。
内容は、その十五歳の少年がボクをおしのけ、優勝したことについて報道。

ボクは、その少年が口を開く前に、テレビを消した。






そこからだった。
ボクはスランプに陥ったのは。
自分の思った音が出せない。
自分の奏でたい音楽が、奏でられない。

事務所からは、次のコンクールがラストチャンス、とまで言われてしまった。
悔しかった。
だから練習した。
皮がすりきれ、爪が割れても。
練習した。

コンクール当日。
どんどんと、自分の番が近づいてくる。
心臓が、恐ろしいほどまで、ドクン、ドクン、と鳴っている。
怖い。
怖い怖い怖い怖い怖い怖いっ!
いままで、音楽を奏でるのがここまで苦しいとは思ったことがない。
しかし、やるしかない。
そして、ボクの番が回ってきた。


ステージに立つ。
その時、ふと、観席を見渡した。
観客のほとんどが、ボクを見ていなかった。
…当然か。
「堕ちたヴァイオリニスト」なんて見たって意味がない。
ボクは唇をかみしめた。
ふざけるな。
ボクは、ボクはボクはっ!

こんなところで終わる奴じゃない!



演奏が始まって。
観客はボクを
まじまじと見つめた。
その眼に映るは、「堕ちたヴァイオリニスト」、なんかじゃない。
「真のヴァイオリニスト」、だ!

ボクは奏でる、自分の音楽を。
自らの魂を。
音楽に全てを賭けてきた自分自身を!
♪??♪♪、♪???♪、♪♪??♪
そして、僕の魂の演奏は。
・・・♪、♪・・・♪?♪・・・♪・・・。
幕を閉じた。

全てを出し切ったボクの耳には、観客の、盛大な歓声が聞こえてきた。  


NED

















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