東空落星

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ショータイム!

開門の時に言われたりしましたね。最初は歓迎とかだったかな。
新しいのも買いて―です。
GWだからって何もするわけじゃないでした。寝たりテレビ見たりとゴロゴロしてます。
家から動くのが嫌なだけだよ!
んなわけでss。


『消えていくモノ』


早苗さん主人公祝いって事で。
神奈子様出したかったけど一緒に出ているのは諏訪子様です。
ちょっと先のお話みたいな感じで書いてみました。もちろん妄想。
それでは、よろしかったらどうぞー。
おまけこそが、本編。



「やぁ」

僕は声を掛ける。彼女以外にも人が幾人かいたのでかなり近づいてから声を掛けた。
声に気づいたのか、彼女は軽く会釈してくる。
日課なのか、東風谷早苗は竹箒で境内を掃除している所だった。

「お久しぶりです。珍しいですね、ここに来るなんて」

「……ああ、商売繁盛を願ってお参りでもしようと思ってね」

「貴方がですか? ……明日は雨が降るかもしれませんね」

「これは手厳しい」

だったらもっと店主らしくして下さいよ、と彼女は笑う。
本来の目的はそうでは無いのだが、とりあえずお参りしていくことにした。
掃除をしている巫女を通り過ぎて、賽銭箱の所まで来る。

「あ、良かったらお茶していきませんか。丁度掃除も終わるころですし」

僕は振り返る。賽銭をし終えた里の人にぶつかりそうになってしまった。
さっきは気づかなかったが、隅の方に枯れ葉が溜まっている。焼き芋を食べるのに都合が良いかもしれないとふと考えてしまったのは、少々腹が減っているからだろうか。

「いいのかい? お参りしに来ただけなんだから、そこまでしてもらう義理は無いよ」

「いいんですよ。それに……久しぶりにお話とかもしたいかなぁ?って……迷惑ですか?」

「まさか。誘われたというのにそれを迷惑と思うほど、僕は人でなしじゃない」

「はい! では、また後ほど」

そう言うと、彼女は心なしか弾むように竹箒を動かし始めた。早く終わらせようと思っているのかもしれない。
しかし、竹箒は葉を散らすばかりで一向に集めようとしない。ゆっくりと掃かないと葉は集まらないから逆効果だ。

「逆に散らかしてるんじゃ……まあいいか」

彼女が楽しそうに掃除をしているのだから、止めるというのは無粋だろう。
きびすを返して再び賽銭箱に僕は向かった。

「しかし。人が多いな」

博麗のとは大違いだという考えを再認識する。
たぶん、これもあの子の努力の賜物なんだろう。
二柱の神様の頑張りもあるかもしれないが、噂によると片方は毎日あーうー言うだけで片方は山の妖怪と相撲をとっているらしい。本当に神様なんだろうか。
参拝は二拝二拍一拝だったか、と僕が思っていると、

「神様だけど、何かあるのかな?」

「……今日もその大きな瞳が可愛らしいですね」

「それは帽子の事を言ってるの? それとも私?」

琴線に触れるつもりで言ったわけでは無いのに、と僕は冷や汗をかく。
神様の神通力というやつなのか、あーうー言う方の神様がいつの間にか隣にいた。
考えていた事が読まれてたか、神様の顔は笑っているのに目が座っているように見える。

「どちらもですよ」

「あ、そう思う? えへへ、今日の帽子はイキがいいんだよ」

「イキがいい……」

当たり障りのない返事を返すと、神様は嬉しそうに帽子のつばを掴む。
という事は、うすうす勘付いていたがこの帽子は生きているのだろうか。
そう言われると、赤い血管がうっすらとある気がする。
…………もしかしたら、こちらが本体かもしれない。

「それは無い。それは無い」

「何の話? あ、言っとくけど帽子には触っちゃ駄目だよ? 心の臓より大切なんだから」

「!? それじゃあ、やっぱり帽子の方が……」

「もちろん嘘。やっぱりとか言ったね今。ケラケラ」

腹を抱えて神様が笑う。手玉に取られるというのは面白くないものだし僕は口を尖らせそうになったが、相手は神様だ。止めておこう。
居心地の悪さに僕は思わず、

「さて、僕は今参拝をしようとしている所なんだが……貴方がそんな所にいてはしたくてもできそうに無いですね」

「ハッ、邪な気持ちに満ちたアンタの信仰なんて、こっちから願い下げだけどね」

「はぁ、それはどういう……」

僕はこの神様に嫌われているらしい。怪訝な表情が顔には張り付いているだろう。
期待はしてないが、商売繁盛してくれた嬉しいので、心からお祈りするつもりなのだが。

そう。頭の中ではいくつもの反論を組み立てている筈なのに、神様の一言に僕は押し黙ってしまった。

「アンタ早苗が好きなんでしょ。で、参拝はついで。違うの?」

「………………」

そんな訳は、無い。
彼女に対して、そんな事思ったことは無い。
なのに、僕は言い返す言葉を見つけられなかった。
確かに、参拝はついでで、別の目的があってここに来た。
でもその目的は、彼女に特別な思いがあるからでは無い筈だ。

「大丈夫。神奈子には言わないでおいてあげるから。もし神奈子が知ったら思わず殺しに走るかもしれないしね。そしたら、早苗も悲しむだろうし」

「……何の事だか」

「あれ、ここでまさか、逃げちゃう? 残念。早苗は俺の嫁ぐらい言えたらポイント高いのにな。言ったら四肢裂いちゃってたけど」

「……別にそんなつもり、ありませんよ」

目をそらす。獲物を丸呑みしようとする蛇のような視線に耐えきれなくなった。
だがそれに合わせたように、そらした方向には先ほどとは違う場所を掃除する彼女の姿があった。また誤解される勢いである。

「…………」

「まぁ、早苗は可愛いから分かるけどね。可愛すぎてキュン死しちゃうのも分かるけどさぁ」

こちらに気づいたのだろう、それとも目が合ってしまったか。早苗が開いた片方の手を振りながら笑みを浮かべている。

「可愛いよ早苗可愛い。だから、本当に嫌になるよ早苗が好意を寄せてるのが、コレだなんて……」

「……何か貴方との間には深い溝を感じますね。僕は彼女に対して特別な感情なんて持っちゃいないし、彼女だってそうだろう。毎日一緒に居るだろうに、そんな事も分からないようだ」

しまった、と思った頃にはもう遅かった。明らかに苛立ちが乗せられた言葉は既に口から発せられていた。

「ははは、度胸あるね。でも、アンタよりは何万倍も早苗の事を分かっているつもりだけど?」

「身内としてそれは当然だろう。だがそれでも貴方は何も分かっていない。一つの、矛盾だ」

「面白い事を言う」

最初の敬語口調は当に失われていた。でも、神の方も別段怒ってはいないので、もうこのままでいい。

「でもだったら、どうしてこの神社に来たの? 私に対して信仰心とかないよね」

「ふむ。もう一柱の神様はどちらかな。そちらの方には拝んでおきたいんだが」

「素直でよろしい。ちなみに神奈子は今ここにはいないよ。それで、何で?」

「……人にわざわざ言うようなことでは無いよ」

「私は神様だけどね。でも言えないとなると、余計怪しいなぁ」

「神様はそんな些細なこと、気にしないんじゃないかな」

その後もあーうー言う神様はなんたらこうたら言っていたが、言い返すのも面倒になってきていたので無視しといた。やがて、神様も飽きたのか、

「まぁ、どこまでそんな嘘がまかり通るか、楽しみだね」

とだけ言って、掃除をしている早苗の所に走って行……けばいいのに。
思い出したようにこちらを振り向くと、

「まぁ、偶にはきなよ。最近忙しいから早苗そっちに行けそうにないし。寂しがるだろうから」

「それはどれ程の頻度で?」

「二日に一回こればいいんじゃない? 顔を見るのが嫌になって私が食べちゃうかもしれないけど」

今度こそ、早苗の方へ走って行った。

「……はぁ」

見ると、神様が早苗の脇から手をいれていろんな所をまさぐっていた。帽子の眼球が血走り黒目の所がギョロギョロ縦横無尽に動いている。あれで信仰が得られているのだから、世の中分からない。

「…………」

神様―――洩矢諏訪子が言っていた事を思い出す。
僕には、そんな気持ちは無い。
だけど、僕が今日ここに来たのは、彼女を見るためにだ。

「皆、大人になっていく」

かなり前になるが、早苗が空を飛ぶ船の話をしてくれた。最近でも何かあったらしいが、そちらの方はまだ聞いていない。
彼女らが来てからもう何年もたった。
最初始めて会った時よりも背も伸びたし、大人びている。
だから。あと五年もすれば、老いというものを感じるようになってくるだろう。
その前に、見にきた。彼女が棺に入る前に多くを記憶に残しておきたいから。
知り合いと会えなくなるのは、悲しい事だからだ。

「……寂しいのだろうか、僕は」

だけど、それにしては分からない事が一つある。
近場で言うなら魔理沙や霊夢がいるというのに、どうしてわざわざこんな遠くまで来たのだろう。
しかも、真っ先に。最初に行こうと考えたのもここで、故に最初に来たのもここだ。

「まさか、ね」

神様の言葉が脳裏に蘇る。
僕は、自分自身に嘘をついているのだろうか。本当は―――

「ちょ、ひゃん、や、止めてくださいよ、もう! て、店主さん助けて下さい!」

そう考えたところで、早苗の悲鳴が聞こえてきた。
神様は少しやり過ぎでは無いかと思うようなところまで手を伸ばしている。

「まぁ、あり得ないか」

とりあえず彼女を助けて、お茶会にでもしゃれこもう。
森近霖之助は、笑んだ。







































おまけ

「うう……助かりました店主さん」

「もう早苗ったら。少しぐらいいいじゃん」

「よくありません!」

「ちぇー……。あ、そうだ早苗。さっきこの男。早苗の悲鳴聞いた時笑ってたよ」

「え、ほ、本当ですか店主さん?」

「あーいや、そんな事は……」

「さっきの早苗エロかったからね。服もはだけてたし。早苗の大きい胸見て何考えてたの?」

「て、店主さんのえっち!」

「誤解だ!」
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この記事のコメント

香霖…本当は寂しがり屋だったのかッ
しかし、お前には魔理沙と言う通い妻がー!

おまけに2828させて頂きました
やはりあーうーは良いですね
2009-05-07 Thu 21:51 | URL | 放浪もの #-[ 編集]

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