東空落星

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あいあむ、マシン苦手。

このサイトの記事のタイトルの意味は、書いてる本人自体、よくわかってない。
よくわからんインスピレーションでできているわけですな。
まったく、自分が自分で分からない。



そんなわけで、今日もせっせと更新更新。
もちろん短文なのは、周知の事実。
何も書けないくせに、何かを書こうとするおろか者はどこのどいつだ?
俺だッッ!















「こんにちわ、霖之助」

あくる日のこと、八雲紫が香霖堂を訪れていた。

「…………」

「霖之助?」

彼女が訪れた時、霖之助は読書をしていた。

「ちょっと、聞いてる?」

どうやら、聞こえてないらしい。
彼のその眼は、文字を読むことだけに向けられていた。

「…………」

「ねぇってば」

「…………」

「霖之助ー?」

「…………」

「無視しないでくれる?」

「…………」

「それ以上無視すると……。泣いちゃうわよ?♪」

嘘っぽく、泣き真似をする紫。

「…………」

しかし、彼はそれにさえ、気づかないわけで。

「…………」

「ちょ、ちょっと。ホントに泣いちゃうわよ?」

少し焦ってきたのか、声を荒げる紫。

「いい加減にしなさいよ。ホントは気づいてるんでしょ?」

「…………」

彼女のどの言葉にも、反応を示さない霖之助。
その姿は、さながら石像のようだった。

「ふ、ふーん。いいのね。わ、私を怒らすと怖いんだからね!」

仮にも彼女は大妖怪である。
その気になれば、こんなぼろ店壊せるのだ。

「私を無視した罰よ………。これで驚かしてやるんだから」

そう言って、スキマに手を突っ込む紫。
しばらくしてから出て来たその手には、円錐の形をした物体が握られていた。

「ふふふ………。この『クラッカー』とかいうやつで、驚かしてやるわ」

このクラッカーは彼女が昔、藍相手に使った代物である。
尖っているところから伸びている紐を引っ張ると、ぱぁんと景気のいい音が出るのだ。

「そうね………。拡散と凝縮の境界もいじって……と」

彼女は自分の能力を使い、クラッカーに変化をもたらす。

「これで、すごく強く音が鳴るわ。ふふふ……」

一点に音を凝縮させるのだ。近づければ、通常よりはるかに強い音が出るだろう。

「いくわよ?」

霖之助に近づく紫。
その時、彼女は重大なことに気づいた。

「そうだわ。耳を塞いどかないと、私にまでダメージが来るじゃない」

そう呟くと、彼女はクラッカーを片手に握り、もう片方の手で右耳を押さえた。
いくら一点に音を集中させてるからといって、かなり大きな音が出るのは違いない。
それなら両耳で聴くより、方耳のほうが被害を最小限に抑えられるはずだからだ。

「?♪」

普通、クラッカーは片手では音を出せない。
片手では、出せる力が弱すぎて紐を引っ張れないからだ。
しかし、大妖怪である彼女は違う。
片手でも、紐を引っ張れるほどの力があるからだ。

「さぁ、くらいなさい霖之助―――」

「ふぅ、目も疲れたし、今日はこのぐらいにするか」

「ふぇ!?」

いきなり立ち上がる霖之助。
それに驚いてしまった紫は、反射的に後ずさり―――

ドガァッ!

後ろにあった棚にぶつかってしまい、さらに、

ドガガッ!

上から雪崩れのごとく落ちてきた本やら置物やらに落ちつぶされてしまった。





















「ううー。痛いわ。すこぶる痛さだわ」

「大丈夫かい?」

「大丈夫に見える?」

ひどい痛みを感じながら、紫は言った。

「しかし、来ていたのなら言ってくれればよかったのに」

「……何度も呼んだわよっ。気付かないそっちが悪いんじゃない」

「そうか。それは悪かった」

「…それ、謝ってるつもりなの?」

少しも悪びれる気が無い霖之助を、睨む紫。

「まぁ、よかったじゃないか。無事で」

「これが無事に見えるなら、あなたはどうかしてるわ」

「そう言ってる時点で、いつもの君だよ」

頭を押さえながら、立ち上がる紫。

「いたた……。まったく、今日はエライ目にあったわ」

「ははは。そうかもしれないね……と、これはなんだい?」

床に落ちていた、円錐状のものを拾う霖之助。

「あっ。それは……」

「ふむ。クラッカーというのか、コレは。それで…音を出す?どうすれば音が出るのかな……」

アレコレ触ってるうちに、丸い方を顔に向け、下の紐に手をかける霖之助。
そして、そのままその紐を引っ張り―――

「あ」

パァァァァァァァァン!!!!!!!!!!!

音が出た。

「???????ッ!?」

紫の能力によって増大させられた音により、苦悶の表情を浮かべる霖之助。

「な、何だい!これはっ!?」

「うふふ。びっくりしたかしら?」

そんな彼を見ながら、笑みを浮かべる紫。
ちなみに、彼女はいち早く耳をふさぎ音を遮断していた。

「ったく。君ってやつは……」

「やっぱりおもしろいわね。霖之助は」

彼女は最初に無視されたことも忘れ、思いっきり笑った。





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