東空落星

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あ、あれは!超古代秘術、乱乱流じゃないかっ!

ニコ動を友人宅にて見て、触発されました。
動画を作った方々は、すごいですね。


リクエストssはまだ書きあげることができてません。
本当にすいません。リクエストしてくれた方。
ですので、今日は普通のssです。
配役と設定?もちろんテキトーでs(アッー
大妖精の友達って、チルノと同じくらいですかね?







とんとんとんとん。
包丁が、等間隔な音を出していた。


ことことことこと。
鍋を煮込む音が、静かに聞こえていた。



「これはブロッコリーですか?」

「それはカリフラワーだよ」



彼の店には今、とてもおいしそうな匂いが漂っている。
店の台所には、二つの人影があった。
いや、厳密にいえば、半妖と妖精の影、だろうか。

「これはピーマンですか?」

「それはパプリカだよ」

一人はこの店の主人でもある、森近霖之助だ。
そして、もう一人はというと、

「しかし……。何を作るつもりなんだい?大妖精。」

「ふふっ。できるまで秘密です」

氷の妖精の友達の、少女であった。














彼女が彼の店を訪れるというのは、かなり珍しいことである。
一人で来たとなれば、尚更だ。

「君が僕に料理の手伝いを頼むとは、明日は雨かもしれないな」

「もしかして、馬鹿にしてますか店主さん」

彼女が言うには、ここを訪れた理由はチルノに料理を作ってあげるため、手伝ってほしいかららしい。

「ところで、なんで僕なんだい?ほかにも適任はいたと思うのだが」

ぴくり。

霖之助の言葉に、肩を震わす大妖精。

「他にいるか、よく考えてみて下さいよ」

「………ん?」

「レティちゃんはこの時期まだいないし、ルーミアちゃんは食べれれば何でもいいって考えてるし、リグルちゃんは葉っぱ料理ばっかだし、みすちーちゃんは肉という単語を使っただけで逃げ出しちゃうし、橙ちゃんは包丁を使わせおうとするだけで主人の八雲藍さんが飛んでくるし………。ね?ほかにいますか?」

「………僕が悪かった」

「分かってもらえて、嬉しいです」

わざとらしく、笑みを振りまく大妖精。
それを見て霖之助は、深いため息をついた。

「それで?ほかに何か仕事は?」

すでに諦めたのか、そう聞く霖之助。

「そうですね……。『すぱいす』ってやつを作ってください」

そう言って、すりこぎとすり鉢を霖之助に手渡す。

「お願いします」

「ふむ。これ、一番の力仕事じゃないかい?」

「気のせいですよ」

「僕のシックスセンスはね、辛い労働にだけは敏感なんだ」

「それはただ単に、面倒なことから逃げてるだけですよ」

「うっ……。昨日痛めた肩が…。これでは無理のよう」

「肩が痛いんですね?なら、一回関節を外してみましょう。痛みもなくなるかもしれませんよ」

「すみませんでした。ぜひぜひ、やらせてください」

にじり寄ってくる大妖精に、白旗をあげる霖之助。
すりこぎとすり鉢を渡された彼は、再びため息をついた。











「……ふぅ。で、できたぞ……」

「ええ。さすがですね」

ぱちぱちぱち、と拍手を彼に向って送る大妖精。
彼の額からは、全力でやっていたのだろう、汗が噴き出していた。

「この『すぱいす』を入れれば……、もう少しで完成ですよ」

「そ、そうかい……」

息も切れ切れで反応する霖之助。

「ありがとうございます。きっと、チルノちゃんも喜びます」

「そう言えば…。君はいつもチルノのことを考えているね」

「え、そうですか?」

霖之助から言われた言葉に、不思議がる大妖精。

「うん。ほかの子たちといるときも、君はいつもチルノのことを見ている気がするよ」

「……たぶん、心配だからだと思います。ほら、あの子おっちょこちょいでしょ?見ていると危なっかしくて……」

「あの冬の妖怪も同じ気持ちだと思うよ」

「レティちゃんですか?まぁ、レティちゃんはチルノちゃんの親みたいな存在ですからね」

「ははっ。じゃあ君はチルノの、お姉さんかな」

「そうかもしれませんね」

大妖精は、少し大人っぽく、笑った。














「できました!」

鍋に入ったそれを、高らかと掲げる大妖精。

「……ん?どこかで嗅いだことのあるような匂いだな」

どこかに引っかかるこのにおい。
確か、紫が昔持ってきた料理がこんな匂いだったような……。

「これはですね、橙ちゃんが、自分の主人の主人の……誰って言ってたかな…。まぁいいや。とにかくその人からもらったというレシピの紙を借りてきて、作ったんです」

「ほう……」

「その名も!『野菜たっぷりカレー』です!」

「…………は?」

「ん、どうかしましたか、店主さん」

彼はその時思い出した。
その料理は彼が昔、紫に無理やり喰わされて、火を噴くほど辛かったものだということに。

「……ちょっと、みせてくれるかい」

そう言って、彼女からレシピを見せてもらう霖之助。
レシピの中身は、あのときの激辛カレーと全く同じ内容だった。

「この『カレー』って、外の世界のものらしいんですよね。それで、チルノちゃんと一緒に食べたいから味見もまだしてないんですよ」

「…大妖精」

「どんな味がするんでしょうね。すごい楽しみです。きっと、この世ものとは思えない素晴らしい味なんでしょうね」

「大妖精!」

「何ですか?」

「……これは、チルノには食べさせられないよ」

「?」

せっかく作ったのに、と少し泣き目の大妖精を押さえながら、カレーを没収する霖之助であった。








「ひどいです店主さん!せっかくチルノちゃんに食べさせてあげようと思ったのに!」

「こんなのチルノが食べたら、溶けてしまうよ!」


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小説という駄文 | コメント:1 | トラックバック:0 |
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この記事のコメント

いいブログですね。
よっかたら私のブログ見に来てください。
2008-05-11 Sun 00:20 | URL | キングダム #-[ 編集]

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