東空落星

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ロマンはいらねー、マロンをくれ。

栗が食べたいなぁ、と季節とか全く考えずにしきりに言ってます。
あと何カ月ぐらいで栗のピークでしょうかね。

今頃思うに勉強とかしないといけないのだけれど、そこで実行に移さないのが私です。ハイ。
そんなわけでssですよ。
先日友人が、
『ssが見てぇよ、ssが』
と言ってきやがったのでチクショー私の駄文力なめんなよと考えながらssを書きます。
友人曰く、ヤンデレがいいそうです。
…………。
私の文章力でそんなの書けるわけねぇだろ!
でもとりあえず書いてしまったのは仕方がない。それでは、どぞー。
オリジナル設定?知りませんよそんなもん。


………絶対どこかで使われたネタだよなぁ。





がらり

彼の店の扉を開く。
びゅうと、外の冷たい風が部屋中を包み込んだ。




「おや、君が来るとは珍しいね」

そう言いながらも、本から一ミリも視線をずらさないでいるのはこの店の店主、森近霖之助だ。

「そう?この頃はいつも来てるつもりだけど」

「いやそう言う意味ではなくてね、君が一人で来てることが珍しい、と言ってるのさ」

ああ。何だそういうことか。
私は納得した。
確かに、この店を訪れるときは、他の人と一緒だった。
今日は、別だけど。

「そうかもね。ここに一人で来るのは、初めてかも」

「それで、今日はどういった御用件で?」

一区切りついたのだろう。
本から視線を外す彼。

「ちょっとね。暇だったから来たの」

「ほう。いつもの連れはどうしたんだい」

「どこかで遊んでるんじゃないかしら?活発だから」

実を言うと、私が約束の集合場所に言ってないだけなのだが、それを今彼に言う必要はない。

「ねぇ」

私は彼を呼ぶ。

「なんだい」

聞き返してくる彼。

「妖怪話、聞きたくない?」

そして私は、今日一番重要な単語を言った。



「…………何を言ってるんだい?」

一瞬ぽかんとした表情をしていたが、すぐいつもの凛々しい顔に戻る彼。
その顔、とても素敵よ。

「この幻想郷でかい?」

「ええ」

「妖怪なんて、四六時中見てるんだが。それに、僕も半分は妖怪だ」

「知ってるわ。でも気分ってものも大切よ」

「そういうものかい?」

「そういうものよ」

どうやら諦めたらしく、ため息をつく彼。

「できるだけ、面白いもので頼むよ」

「うふふ。わかってるわ」

彼がこちらを向く。
その瞳を見ているだけで、私は顔が熱くなった。

「その妖怪はね。とても寂しがりやなの」

私は、ゆっくりと、ゆっくりと語りだす。
建物の軒下に伸びたつららが、少しづつ伸びていくかのように。

「だから、一番好きになった人と、ずっと居ようとするらしいの」

「ふむ。好きな人が出来たら、ずっと一緒に居ようとするのはあたりまえじゃないかい」

「―――話をしている時に、水を差さないでほしいわ」

「すまない」

「………まぁいいわ。そうね。一緒に居ようと思うのは当然のことだわ。でも」

「でも?」

「―――どうやっても、一緒にいられない理由があったとしたら?」

「………?」

首をかしげる彼。
少し、言い方が変だったろうか。

「簡単にいえばね。その妖怪は、ひとつの季節の間しか、自分の住んでる場所以外の所に行けないのよ」

「ほう。それは何故?」

「何でもよ」

「意味が分からないんだが」

「分かんなくてもいいわよ」

彼の質問を無視するのは、心苦しいことこの上ないが、今は仕方がない。

「それでね、その妖怪は、好きな人とずっと居るために、その好きな人を自分の住み家に連れてくの。そしてね、その人がどこにも行かないように『氷づけ』にして、ずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっと、傍らに置いとくの」

「………その妖怪はどこに住んでるんだい」

「雪山よ」

「………もしかして、その妖怪とは」

彼は、きっとこの妖怪の事を知ってるのだろう。

ダッテ、メノマエニイルノダカラ。

「私ね、ずっとあなたに言いたかったことがあるの」

「…………」

いつのまにか、私は彼の服を掴んでいた。
ニガシタクナイカラダト、オモウ。

「あなたの事が、大好きよ」

「服をはなしてくれ『雪女』」

「ひどいこと言うわね」

私―――レティ・ホワイトロックは顔をしかめた。

「でも、大丈夫よ。これからはずっと居られるから。ずっとずっとずっと、ね?それに死ぬわけでは無いの。ちゃんと心臓は動くし、体にだって傷なんてつかない。ただ、眠ってるだけ。ダイジョウブよ?うふ、うふふふふふ。一緒にイラレルのよ。すごい嬉しいわよね。私はウレシイ。冬の間しかあなたに会えないなんて信じられない。シンジタクナイ。だから一緒に行きましょ、ね。ね、ねぇ?氷ズケになっても、ずっと抱きしめといてあげるわ。ずっとみつめてといてアゲル。ほら、ら、ら心配なんてないわ。大丈夫よ。ダイジョウブ?ええ、ダイジョウブヨ。いつでも一緒で、いつでもトナリ。考える必要なんて、まったくないわ、ないのよ、のよ。ウフ、ウフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフ」

次の瞬間、目の前の彼は氷に包まれた。















彼が居る。
私が、一番好きな人だ。
私が、一番愛している人だ。
しかし、彼は眼をつぶっている。
その瞼が開くことは、一生ないだろう。
だが、死んでるのではない。

「……………」

彼を覆っている『氷』を触る。
彼に、傷などない。
つけるものか。
彼に、病気の類は無い。
何があっても治してみせる。
彼の心臓は、まだ動き続いてる。

どくんどくん

『氷』に耳をくっつけ、彼の鼓動を聞く。
大丈夫。まだ生きてる。

「いつでも一緒よ」

私は笑った。
いつまでも。
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